「鎮守の森コミュニティ研究所(Chinju-no-Mori (Grove of the Village Shrine) Community Research Institute)」は鎮守の森と地域コミュニティそして現代社会との新たな関わりを考えるシンクタンクです。
(Click here for English page)
現代の日本においては、地域コミュニティが希薄化し、また人間と自然とのつながりが薄れ、多くの課題が生じています。
一方、古来から存在してきた「鎮守の森」は、ローカルなコミュニティと自然そして信仰が一体になった場所であり、その意義を再発見・再評価していくことが、現代社会の様々な問題の解決や、伝統に根ざした新たな創造につながるのではないかと私たちは考え、本研究所をスタートさせました。それは“「なつかしい未来」としての鎮守の森”の可能性を探る試みとも呼べるかもしれません。
具体的には研究プロジェクトとして、
1)鎮守の森・自然エネルギーコミュニティ構想
2)鎮守の森セラピー(森林療法)
3)祭りと地域再生・活性化
といったテーマについての調査研究や実践を進めています。またより広く、ローカルなレベルでヒト・モト・カネが循環する「コミュニティ経済」の分析や、「緑の福祉国家」(エコソーシャルな資本主義)とも呼ぶべきこれからの時代の社会モデルの構想、根本的な価値原理としての「地球倫理」の探求といった、普遍的なテーマも視野に入れて活動を進めていきたいと考えています。
あわせて、様々なコミュニティ活動に関わる人々、自然エネルギーなど環境や自然保護・園芸等の活動に関わる人々、神社・寺院その他宗教関連分野の人々、医療・福祉分野や様々なケアに関わる人々など、関連する領域の方々をつないだりコーディネートしていく役割も果たしいければと考えており、御関心ある皆様の御連絡をおまちしています。
【2025年4月8日 更新】
鎮守の森コミュニティ研究所主宰の広井良典による最終講義【関東版】を5月14日に開催します。
詳細はhttps://hiroi2025.peatix.com/をご覧ください。
お知らせ
- 2025年3月5日 現地調査報告 論文・レポート・講演等 倉橋陽子特別研究員による長崎県壱岐市でのプロジェクト報告(2024年度)
- 2024年6月18日 エッセイ 現地調査報告 「鴨川ディープタイムウォーク」実施
- 2024年5月21日 セミナー・研修等 報告会 240229鎮守の森コミュニティセミナー2024
- 2024年3月22日 論文・レポート・講演等 中村安里研究員による、One Health(一つの健康)概念の発展に関する論文及びDeep Time Walkの新展開に関する報告書
- 2024年3月8日 論文・レポート・講演等 倉橋陽子特別研究員による長崎県壱岐市でのプロジェクト報告(2023年度)