「鎮守の森コミュニティ研究所」は鎮守の森と地域コミュニティの新たな形について考えるシンクタンクです

研究員紹介


所長 広井良典 

広井良典 1961年岡山市生まれ。東京大学教養学部、同大学院修士課程修了後、厚生省勤務をへて96年より千葉大学法経学部助教授、2003年同教授。2016年京都大学こころの未来研究センター教授、2022年より京都大学人と社会の未来研究院教授。専攻は公共政策及び科学哲学。著書に『定常型社会』(岩波新書)、『人口減少社会という希望』(朝日選書)、『ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来』(岩波新書)など多数。『日本の社会保障』(岩波新書)でエコノミスト賞、『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)で大仏次郎論壇賞受賞。

副所長 宮下佳廣

宮下佳廣1944年函館市生まれ。1966年小樽商科大学商学部卒。同年出光興産株式会社入社、取締役、関係会社社長を経て2005年退職。2006年千葉大学園芸別科入学、大学院園芸学研究科修士課程から博士課程修了、2011年9月博士(農学)学位取得。博士論文テーマ「医療環境の変化に対応した病院緑化と患者・職員の意識の研究」。森林インストラクター・森林セラピストの資格取得。千葉大学法経学部福祉環境交流センター特別研究員。社会貢献活動として鎮守の森保全育成基金を設立。宮下副所長論文集も”こちら”からご覧ください。

特別研究員 松尾寿裕

松尾寿裕1981年4月市川市生まれ、2005年武蔵工業大学工学部土木工学科を卒業し、2007年千葉商科大学大学院政策情報額研究科修士課程修了。修士論文テーマ「レーダーチャートによる工業製品の持続可能性の比較分析」。学生時代は土木工学や環境経済学を習得する傍ら、2004年~2007年にNPO法人環境エネルギー政策研究所にて、市民ファンド手法や省エネルギー政策に接した。2005年7月、全国小水力利用推進協議会の設立から小水力発電に関わりを持ち、2009年一般社団法人小水力開発支援協会を設立し、地域主導の再生可能エネルギー開発をサポートする。全国小水力利用推進協議会理事・運営委員、一般社団法人小水力開発支援協会理事。

特別研究員 藤本頼生

藤本頼生1974年岡山県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(神道学)。神社本庁勤務を経て、2011年より國學院大學神道文化学部専任講師。2014年同准教授。2022年より同教授。専攻は都市社会と神社、神道と福祉、宗教社会学、近代神道史。著書に『神道と社会事業の近代史』(弘文堂)、『神社と神様がよ~くわかる本』(秀和システム)、『地域社会をつくる宗教』(編著・明石書店)、『鳥居大辞典』(グラフィック社)、『現代「神道」講座』(佼成出版社)、『東京大神宮ものがたり』(錦正社)、監修に『神社・お寺のふしぎ100』(偕成社)など。


特別研究員 新井君美

新井君美1963年埼玉県秩父郡皆野町生まれ。國學院大學文学部神道学科卒業。神社本庁教学研究所・同渉外部勤務を経て、2002年より秩父地方の総社である秩父神社に勤務の傍ら、住まいのある皆野町の山間地域に鎮座する日野沢大神社をはじめ4社の宮司。2015年より國學院大學神道文化学部兼任講師として神道教化概説を担当。社会保険労務士の資格取得。


特別研究員 馬上丈司

馬上丈司1983年生まれ。千葉県出身。千葉大学法経学部総合政策学科卒業、同大学院人文社会科学研究科博士後期課程修了。博士(公共学)。博士論文のテーマは「再生可能エネルギー政策における地方自治体の役割に関する研究」。専攻は公共政策、エネルギー政策、地域政策。千葉大学法経学部特任講師を経て、2012年に大学発ベンチャーとなる千葉エコ・エネルギー株式会社を設立し代表取締役に就任。全国各地で地域主体の再生可能エネルギー事業化支援や自治体のエネルギー政策支援などを行う。著書に『知ろう!再生可能エネルギー」(少年写真新聞社)。NPO法人ソーラーシティ・ジャパン理事。一般社団法人地域エネルギー研究機構代表理事。


特別研究員 松尾貴臣

TakaomiMatsuo1979年4月17日長崎市生まれ。音楽活動家。千葉大学大学院在学中にCDデビュー。「資本主義から感動主義へ」をスローガンに年間300本以上のライブを行っている。また、本業の傍ら音楽を通じた社会貢献活動にも力を入れており、全国の病院・福祉施設での「ホスピタルライブ」や、教育現場や講演会場での「ゲストティーチャーライブ」など、「歌う坂本龍馬プロジェクト」を展開。公演回数は全国で1400回を超え、その活動が認められ2009年から「高知県観光特使」に就任している。
■オリジナルソング「むすひ」MV
https://youtu.be/mge_Olq53Qw


特別研究員 本間裕康

1961年北海道札幌市生まれ。鳥取大学農学部林学科卒。漢方薬メーカー支店長、ISO審査登録機関岡山統括責任者を経て、中国遼寧省按摩協会留学。2001年より福山福祉専門学校「東洋医学介護論」講師。東洋セラピストカレッジ学院長。医療・介護と神社の融合を目指して、神職の資格を取得。窪八幡宮宮司、岡南神社宮司。キャリア・コンサルタント。著書『実用東洋医学』(ふくろう出版)。経済誌『Vision岡山』健康Q&A回答者として、2002年より連載執筆中。

 



 

 特別研究員 倉橋陽子

01s龍谷大学社会学部社会学科社会意識・理論コース(コミュニケーション論専攻)卒業。
卒業後、非言語領域コミュニケーション知見を生かし、
プロモーション・マネジメント業務に従事独立。
1996年からヨガを始め、2007年インド・マナリにて聖名拝受。
ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団ヨーガ教師・療法士。
ヨーガ療法学会所属。森林セラピーガイド。
2012年より森ヨガをスタート、大阪府河内長野市や千早赤阪村の
鎮守の森や山にて森ヨガを教え続けている経験をもとに
「HOW TO YOGA IN THE WOODSとにかく気持ちいい森ヨガのすすめ」をKindleにて発行。
森林ESD河内長野モデルの設計など大阪府森林組合や河内長野市立林業総合センター木根館と連携。地域における森林と人間の可能性を研究中。
林業女子@大阪代表、山の上のヨーガ教室主宰。
http://showten.main.jp/yamayoga/


特別研究員 大原 学

ohara1983年神奈川県南足柄市生まれ。幼少期から祭りに強い憧れを抱く。早稲田大学人間科学部に入るも大学デビューに失敗。落ち込んでいる時に祭に出会い、踊るうちに自信を取り戻す。米国留学時にはソーラン節の普及を行い、円陣をテーマに卒論を執筆。日本GE株式会社、NPO法人クロスフィールズでの勤務を経て、2016年に独立し一般社団法人マツリズムを設立。 祭りの楽しさを伝え人と地域をつなぐ役割(マツリテーター)として、全国の祭を行脚しこれまでに100回以上の祭に参加、祭りの本質を体感してもらうプログラムを5年間でのべ500名以上に対して提供している。


特別研究員 片桐 尉晶(保昭)

katagiri小樽市で神棚・仏壇職人の子として生まれる。北海道大学水産学部卒、同大学院環境科学研究科修士課程修了、北海道開発コンサルタント(株)環境計画部勤務ののちフリーランスで公園緑地、庭園、博物館展示企画設計を行う。この間北海道教育大学、北海道環境専門学校、ヒューマンアカデミーで非常勤講師(森林緑地計画論、社会行政論、造園緑地学、CGデザイン担当)。ランドスケープデザインの文化人類学的研究で北海道大学より博士(文学)。(有)片桐仏壇店代表取締役に就任、同社名を(有)風土計画舎に変更。鎮守の森関連としてはこれまで大乗院薬王寺、細胞神社、本居宣長ノ宮の計画設計施工に参加。登録ランドスケープアーキテクト(RLA)、修習技術者(建設部門)。



 

 

研究員 小池哲司

専門は自然エネルギー政策。千葉大学法経学部卒業(総合政策)、同大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了。修士(公共学)。
千葉大学大学院において広井良典研究室に所属し、再生可能エネルギーと日本古来からある自然崇拝的観念との関わりや、自然崇拝的観念と自然保護や環境保全、里地里山保全等との関わりなどについて研究を行った。
また、在学中に自然エネルギーに関するコンサルティング事業会社「千葉エコ・エネルギー株式会社」の設立に携わり、同社において小水力発電や営農型太陽光発電などの事業化支援を全国各地で実施。
現在は㈱ダイナックス都市環境研究所 研究員。
主な論文として「農山漁村再生可能エネルギー法の成立過程およびその課題」(共著、「千葉大学人文社会科学研究」第31号)がある。



 

 

研究員 中村安里

katagiri1992年愛知県刈谷市生まれ。
2019年に福井大学医学部医学科を卒業し、現在京都大学総合生存学館博士課程在学中。
修士論文テーマは「感染症危機を迎えた社会において新たな処方箋~One health(一つの健康)からOne release(すべての生命の解放)へ~」。学部時代に国際NGOで感染症、災害医療に関するプロジェクトのコーディネーターに就任。現在、株式会社を立ち上げ、大学院生が講義を開きながら地域、民間企業、国際協力の間の架け橋を担うコミュニティーを運営中。またフリースクールの講師や環境系ライターを副業としている。野口整体とクリスチャンヒーリングを基軸とした整体師、自然保護協会自然観察指導員。



 

 

研究員 島 碧斗

katagiri2003年兵庫県生まれ。2021年4月、東京大学教養学部(文科一類)入学。学内での研究活動や学外での学生団体運営などをきっかけに生命性への関心を抱き、未知の生命現象を解明したいという想いで2023年4月より東京大学工学部 化学生命工学科に進学(在学中)。自然環境に根ざしたコミュニティや土着の文化の形成について研究すべく、研究員として参画。

 

 

 

 


連携研究員 中村京子

兵庫県生まれ。大阪音楽大学およびウィ―ン、ミュンヘン等でピアノを学ぶ。ピアノの指導・演奏の傍ら1998年より高齢者施設でコンサートを開催し、この体験から音楽の持つ療法的効果を実感する。2009年に早稲田大学社会科学部卒業。2013年に千葉大学人文社会科学研究科博士前期課程(広井研究室)修了。修士論文テーマは「統合医療としての音楽療法の普及政策に向けて―自治体主導の経済的支援の必要性を問う―」。日本音楽療法学会および日本地域福祉学会各会員。2011年より地域密着型シニア音楽療法「音楽健康さろん」を主宰し現在に至る。森林療法と音楽療法の融合を研究中。

研究員 長谷川南

1988年長岡市生まれ。2012年に都留文科大学文学部(社会学)を卒業し、現在千葉大学大学院人文社会科学研究科博士前期課程(広井研究室)在学中。卒業論文テーマ「環境保全と社会保障から見る持続可能性を持つ社会づくりのあり方-環境保全と社会保障の活動事例を通した統合的な視点からの考察-」。環境再生医の資格取得。